< 開催の思い >
アート・ミックス・ジャパン
プロデューサーの能登と申します。
今から8年前、
私たちはアート・ミックス・ジャパン(AMJ)を
立ち上げました。
ゼロから立ち上げたこのAMJは、
多くの方々に愛していただき年々成長、
今年、開催8年目を迎えます。
その過程では、海外開催も実現。
南米メキシコの地では5万人の人々を熱狂させ、
その他、世界各地へ日本の文化を届けてまいりました。
しかし、
これは何も私たちが優れていたわけではなく、
あることを素直に実践しただけなのです。
文化が好きな私は、
一時、各地の祭文化や、伝統芸術、
アート鑑賞に没頭していました。
主に、日本文化やクラッシック音楽
インスタレーション、コンテンポラリーなどを
勉強していました。
そこで驚いたのは、
日本の文化のクオリティの高さと
それに対する海外の注目度の高さです。
つまり、
日本の文化はものすごくクオリティが高く、
その他国には全くない手法や表現方法が
今、世界中から求められているという事です。
公演を観覧し、
自分が目にした事を話すことで、
海外や県外の方、年上の方々や周囲の友人、
会話の広がりが大きくなり
人脈がどんどん広がりました。
しかし、
そこには、一つの非常に残念な事実がありました。
そんな素晴らしい文化が
世の中にたくさん存在しているにも関わらず、
大多数の方々は、それに触れることがなかったのです。
理由は簡単です。
本当に素晴らしい文化に出会う
「きっかけ」がなかったからです。
もしかしたら
皆様にも思い当たる節があるかもしれませんが。
「伝統文化」ときくと、
何か小難しいイメージ、堅苦しいイメージが先行し、
多くの方にとっては
「見たいもの」ではなく「見るべきもの」
と捉えられているように感じます。
実際に、多くの伝統文化の公演は
「初めての方が鑑賞しやすい」と
いえるような形ではありませんでした。
一概には言えませんが、
2時間~3時間と、公演時間は比較的長く、
内容の想像があまりつかない状態で
数千円~数万円のチケットを購入する必要がある。
チラシのデザインなどで言えば
クラシックでとっつきにくいものが多く、
実際に公演に足を運んでみても
鑑賞に予備知識が必要なことが多く、
詳しくなるまではなかなか楽しめないこともある。
もちろん、
だからこそ存在する魅力や意味、
それぞれのアーティスト様が大切にされていることがあり
それらを曲げるべきということでは全くありませんが。
そこには、
「初めての方が気軽に楽しめる機会」がない。
「気軽に覗いてみることができる機会」がない。
という事実がありました。
素晴らしい価値を秘めた文化も、
出会う「きっかけ」がなければ、
その価値を感じることも、楽しむこともできません。
そこで、私は思ったのです。
「逆に、気軽に楽しめる “きっかけ” さえ作ることができれば、
自分と同じように、
様々な日本の文化を、たくさんの方に楽しんでいただけるのではないか?
そうして、多くの方々の人生に、
かけがえのない “彩り” を届けられるのではないか?」
と。
私が観覧した
あまりにも素晴らしい公演の数々。
奥深い “面白さ” があちこちに散りばめられ、
とびきりの喜びと感動を味わえるような、
社会人として、国際人としての教養にも役立ち、
自分の考え方やパラダイムを変えてくれるような、
日本の文化たち。
それを、多くの方々に届けられたら。
と思ったのです。
それが、
アート・ミックス・ジャパンを立ち上げた理由です。
アート・ミックス・ジャパンでは、
初心者から、コアの方まで、誰もが唸る
24の舞台公演を全公演解説つきで開催します。
今年は全国8つの都道府県から、
時代を超えて人々を魅了する
珠玉の伝統芸術たちが集います。
来る4月18日、19日。
この新潟で、
全国の方々が触れたくても触れられない、
学びたくても学べない機会があると思って、
ぜひ楽しみにしていてください。
皆様にとって
開催日が素晴らしい日になる事はもとより、
好奇心が花開く
人生の彩りの日になる事を
心から願っております。
アート・ミックス・ジャパン
総合プロデューサー
能登剛史