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梵唄
黄檗宗 大本山 萬福寺
古刹に満ちる祈りの聲
遥かなる律が時を結ぶ
安寧と世界平和の響き
- 日時
- 4月18日(土) 17:30〜 [60分] ※開場/17:10
- 会場
- りゅーとぴあ コンサートホール
- 料金
- S席:5,000円 一般:4,500円 U15:0円
黄檗宗 大本山・萬福寺に受け継がれる梵唄は、中国・明清代の儀礼音楽の流れを色濃く残す、極めて独自性の高い仏教声楽です。萬福寺は江戸時代に中国僧・隠元隆琦禅師によって開かれた寺であり、伽藍配置や建築様式だけでなく、法要の作法や音楽文化においても、中国大陸の影響をそのまま伝える稀有な存在として広く知られています。梵唄は、節回し・リズム・発声法のいずれもが日本の他宗派の声明とは大きく異なり、漢音による詠唱や打楽器を交えた荘厳な響きによって、異国情緒と深い精神性が溶け合う独特の世界を生み出しています。
当公演では、萬福寺に伝わる法式に基づき、僧侶たちが厳かな衣姿で登場し、静かに場の気を整えながら、次第に梵唄の旋律が満ちていきます。緩急をつけた呼吸、一定のリズムで響く木魚や鉦鼓、そして重層的に重なる声―そのすべてがひとつとなり、祈りの場が立ち上がる瞬間は圧巻です。聴き手は、まるで中国・明朝の寺院に迷い込んだかのような感覚に包まれ、時代と国境を越えて受け継がれてきた精神文化に触れることができるでしょう。
宗教儀礼音楽でありながら、豊かな旋律美と精神的深みから“音楽芸術”としても今も高い関心を集める萬福寺の梵唄。人々の安寧と世界の平和を祈る聲は、今もなお多くの心を揺さぶり、静かで深い感動をもたらします。





