えんぶり/獅子踊り
大久保えんぶり組/大津獅子保存会
青森と新潟の誇りが集う
奇跡のダブルステージ!
- 日時
- 4月14日(日)10:30〜 [45分]※開場/10:10
- 会場
- りゅーとぴあ 劇場
- 料金
- A席3,700円B席3,000円
青森県八戸地方で約800年続く、春を告げる色鮮やかな民俗芸能「八戸えんぶり」。そして村上市大津集落で約200年続く、通常8月の祭礼時のみ踊られる郷土芸能「大津獅子踊り」。県内外の郷土芸能を見比べるまたとないチャンス!
<八戸えんぶりについて>
北国の長い冬に耐えて、春の訪れを喜び、その年の豊作を願う祈りとして古くから行われている郷土芸能。鳥帽子をかぶった太夫による雄壮な舞、そして恵比寿舞や大黒舞などの子どもたちによる可愛らしい祝福芸を披露します。
その起源は古く、鎌倉時代初期とも言われており、太夫たちの舞は、種まきから稲刈りまでの米作りの過程を表現しており、「一本植えれば千本となる」などの唄に合わせて、代かきや田植え、稲刈りといった所作を演じます。大久保えんぶり組の舞は、2歳から80歳までの幅広い年齢層によって演じられ、その姿は地域共同体の結束と伝統の継承を象徴しています。
八戸えんぶりでは、大久保えんぶり組をはじめ、約30組のえんぶり組が長者山新羅神社での奉納の後に一斉に舞を披露し、まだ寒い北国の大地に春の訪れを告げます。この美しい舞踏は、豊かな収穫への祈りとともに、地域の人々に喜びと活力をもたらします。
<大津獅子踊りについて>
新潟県村上市大津集落で約200年前から踊られてきた郷土芸能。この踊りは、五穀豊穣と家内安全を祈願し、地域の神社仏閣に奉納される伝統的なもので、8月23日の宵宮と24日の本祭にのみ踊られます。
大津獅子踊りの演目には、「火挟み」「舞台掛り」「花吸い」「岡崎」の4つがあり、50年前までは7つの踊りが伝わっていましたが、現在は4つのみが残っています。踊り子たちは、大獅子(雄)、中獅子(雌)、小獅子(雄)という形で、木彫りの獅子頭に蜀鶏の毛があしらわれた衣装を身に着けます。獅子宿と呼ばれる家で代々獅子頭が保護され、獅子幕をつけることで獅子に魂が入るとされています。
大津獅子踊りの見どころは、テンポの速い拍子に合わせ、手足を大きく動かして踊る部分です。踊り子たちは「頭を小刻みに振ると獅子が生きているように見える」と教わります。
ぜひ、そのようなところにも注目してご覧ください。