筑前琵琶
[人間国宝]奥村 旭翠
その琵琶の音、まるで宇宙
悠久の時を刻む
- 日時
- 4月14日(日)16:40〜 [45分]※開場/16:25
- 会場
- りゅーとぴあ 劇場
- 料金
- S席4,800円A席4,500円
伊勢神宮の式年遷宮で琵琶曲を奉納し、琵琶奏者として現役唯一の人間国宝に認定されている第一人者。柔らかで優美な演奏と、気さくな人柄がうかがえる軽妙なトークに、AMJでは毎年ファンになる観客が続出となる指折りの人気公演!
大阪市出身の旭翠氏は、22歳の時に筑前琵琶奏者の山崎旭萃氏に師事し、技術を磨き、1985年には筑前琵琶日本橘会「師範」、2006年に「秀師範」、2007年に「大師範」に認定され、1996年には大阪文化祭賞受賞、2008年には大阪市民表彰を受けるなど、その功績は多岐にわたります。
筑前琵琶日本橘会の専務理事、日本琵琶楽協会関西支部の支部長、筑前琵琶連合会の常任理事など、多くの団体で要職を務めており、さらに自身が主宰する「びわの会」を通じて、後進の指導にも力を入れています。
2016年に、重要無形文化財の保持者として人間国宝に認定されましたが、これは、師匠である山崎旭萃氏が1995年に琵琶界初の人間国宝に認定されて以来、二人目の認定となります。
旭翠氏の演奏は、その独特な琵琶の魅力と深みで観客を魅了し、さらに気さくなトークは、客席からの笑い声が絶えません。毎年AMJ公演では大盛況を博しており、年々そのファンが増えています。
唯一無二の、卓越した技術に裏打ちされた筑前琵琶の音色と、語りは、まさに「人間国宝」と呼ぶにふさわしく、反して、その軽快なトークは親しみと、奥村旭翠氏のおおらかな人柄を感じさせます。
古き良き日本の音楽文化の素晴らしさに身を委ねる非日常の時間は、癒しと伝統文化の新たな魅力に気づくきっかけになるはずです。