狂言
野村万蔵家
- 未就学児入場不可
「やってはいけない」からこそやりたい!
コントのような展開に爆笑必至
- 日時
- 4月14日(日)14:15〜 [45分]※開場/14:00
- 会場
- りゅーとぴあ 能楽堂
- 料金
- S席4,500円A席4,000円B席3,500円
初世より300年の歴史を重ねる和泉流野村万蔵家。「猛毒の附子が入っているから近づいてはいけない」と主人に言われた桶を、太郎冠者と次郎冠者は…前知識なしでも十分笑って楽しめる、コミカルな舞台はまさに名人芸!
現在の当主、九世野村万蔵氏は、長い伝統を受け継ぎつつ、狂言の魅力を現代に伝える役割を果たしています。
狂言「附子」は、日本の伝統芸能の中でも特に親しみやすい演目。
昔話などにある「絶対にしてはいけないことをしてしまう」をテーマの軸に展開されるこの作品は、教科書にも掲載されるほどの知名度を誇ります。例えば、浦島太郎が開けてはいけない箱を開けてしまうとか、鶴の恩返しで障子から覗いてはいけないと言われたにも関わらず覗いてしまう話など、「してはいけない」と言われるほど、魅力を感じてしまうというお話し。
「附子」では、主人が留守にしている間に、仕える家来である太郎冠者と次郎冠者が、主人から猛毒と言われた附子が入った葛桶を開けてしまいます。結果、中には実はお砂糖が入っていて、2人は夢中で食べてしまいます。さあ、二人はどんな言い訳をするのやら…!?
本作品は、主人から厳しく言われていたにもかかわらず、禁じられたことをする人間の好奇心や弱さを滑稽に描いており、共感や笑いをもたらす、一休さんのとんち話にもある程の名作です。
出演は、野村万蔵家の伝統を受け継ぐ野村万蔵氏をはじめ、野村眞之介氏、河野佑紀氏。彼らの巧みな演技が見どころであり、狂言の特徴であるシンプルでありながら深いストーリーテリングと、観客を引き込む演技は、笑いとウイットに富んでいます。。
単なる娯楽を超えて、日本の文化遺産を体験する野村万蔵家のステージ。10周年となるART MIX JAPAN2024は、この伝統芸能を身近に感じることができる貴重な機会となるでしょう。
演目「附子」